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政治形態について

技術の進歩に伴って、効率化が進んで生産性が向上しています。しかし、効率化はいい側面だけではなく、機械化に伴って雇用が減少し、貧富の差がさらに拡大していきます。

 

そういった中で、分配の仕組みが重要となってくると思います。

 

今回は現代に向いている政治形態はどのようなものなのか考えてみたいと思います。

民主主義(政治形態について①)

欧米の多くの国で採用されているのが民主主義です。先進的な政治形態のイメージがありますが、その歴史は古くギリシアの時代にも採用されていました。

国民一人一人に選挙権があるので、国民の民意が反映されやすい素晴らしい政治形態のように思えます。しかし、デメリットもあります。

民主主義は多数決なので、少数派の意見が反映しづらい傾向にあります。日本のシルバーデモクラシーが分りやすい例となります。

少子高齢化で若者が少ないので、どうしても若者の為の政策が通りづらい傾向にあります。しかし、若者がこれからの日本を支えていくので、若者の未来の為に投資しないと日本の未来はありません。

また、年を取ると保守的になる為に、この技術進歩の速度の速い時代に産業構造の改革をしづらく、どうしても既得権益を守ってしまいます。

加えて、民主主義は意志決定に時間がかかる為にコロナ対策などの緊急対策が後手後手になるケースが多くなります。また、現状の日本をみてわかるように民衆の意思決定が必ずしも合理的でない事もあります。

独裁(政治形態について②)

あまり良くないイメージをされがちな独裁ですが、メリットもあります。意志決定が速いので、技術の進歩に伴う産業構造の変化や緊急事態に対応しやすい側面があります。

しかし、逆にその意思決定が合理的でない場合、破滅的結果を生み出します。加えて、独裁者の私利私欲に政治が利用される事も多く、国民の大半が搾取される可能性も高いです。

政治をアップデートする(政治形態について③)

そもそも既存の政治の在り方には問題点が多いので、政治そのものをアップデートするのも一つの手だと考えています。例えば、政治家そのものを廃止して、個別の政策についてネットを介して、国民の民意を吸い上げるのも一つの手だと考えています。

若い人は政治に関心がないのが問題だと考えるのではなく、そういった政治に関心がない人の民意を吸いあげる事こそが重要ではないかと考えています。人間はめんどくさい事は嫌いなので、全ての国民のスマホにポップアップを出して、ストレスなく民意を吸い上げるような仕組みを考える事が重要ではないかと考えています。

 

これからより格差が拡大する事が予想されます。なので、分配が重要となってきます。

 

なので、より分配を合理的なものにする為に、どのような政治の仕組みがいいのか個々人が考える事が大切ではないかなと思っています。