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理想的な政治とは

いつの時代も理想的な政治とはどういったものなのか議論されてきました。時代の変化とともにその理想像も変化してきました。

 

政治の在り方について考える事は非常に重要です。

 

今回は政治の在り方について考えてみたいと思います。

放任主義な親(理想的な政治とは①)

アメリカの政治の在り方は放任主義な親に似ているなと考えました。「勉強せずに遊んでてもいいけど、将来どうなっても知らんぞ。」といったような政治の在り方に思えます。

アメリカの社会は完全に結果主義で能力主義です。生き残れないのは努力が足りないからだといった形です。

自由が確保されている反面、社会保障は不十分となっています。政府は必要最低限の機能に留めて、干渉を避ける為分配にも消極的です。

なので、格差は拡大し続けます。遺伝的・環境的要因を加味すると、自由はあるけど平等ではない社会と言えるかと思います。

過保護な親(理想的な政治とは②)

中国の政治の在り方は過保護な親に似ているなと考えています。自由は制限されますが、将来困らないように導いてくれます。

言論統制が厳しく、無数の監視カメラによって監視されています。自分の頭で考えて行動したい、自由を愛する人には厳しい環境となっています。

中国政府は「先富論」「共同富裕」をかかげていて、資本主義経済を導入して先に国全体を豊かにして、豊かになってから格差是正の為に政府が資本・経済をコントロール・分配し、国民全体を豊かにするという政策をとっています。

上記の政策の内容だけにフォーカスすると、非常に合理的だと考えています。ただし、中国の急激に成長した企業に対して、規制が強くなっているので、その規制が中国経済にどのような悪影響が出てくるのかも注視して行かなければなりません。

優柔不断な親(理想的な政治とは③)

日本は優柔不断な親に似ているなと考えています。自由放任にしてあげた方がいいのか将来路頭に迷わないように過保護に教育すべきなのか迷っている親ですね。

日本は一応、資本主義を導入していますが、分配にも積極的で社会保障が充実しています。昭和の時代は非常にうまく機能していましたが、少子高齢化によって、少数の若い労働者から多数の老人へ分配するという歪な形になり、構造上の搾取が行わるれようになってしまいました。

結果的に現状は、自由はあるけど、平等ではない社会になりつつあります。

 

どういった政治でも一長一短ありますが、政治の在り方について考える事は非常に重要です。

 

ふとした時に理想的な政治ってどんなだろうと考えてみてください。